地域ごとに顔の違う、商業施設。
空間づくりに興味を持ったきっかけは、卒論のテーマに選択したラーニングコモンズの研究でした。ラーニングコモンズとは、学生の主体的な学習を支援する空間を指します。小学校の机と椅子のようないわゆる学習机を集めた場とカラフルなビーズクッションが並び自由度の高い空間、どちらが学習成果につながるかを実験。その過程で空間が「人」に与える影響力の大きさに気づきました。空間づくりを軸に就職先を探す中、空間の中でもひときわ関わる人の多い商業施設に興味を持ちました。SC業界の数ある企業の中でも、その土地に住む「人」に合わせた空間づくりに関われるだろうと、鉄道系の商業施設を扱う企業に絞り込み。HPを見比べるだけでなく自分の足で商業施設を巡りました。どのエリアでも同じブランドの商業施設をハイクオリティで画一的に作り運営する他社のすごみも感じましたが、街に合わせひとつとして同じ型のない商業施設を作る小田急SCディベロップメントの空間づくりに感動。特に海老名のビナウォークとの出会いは印象的で、「こんなに多くの色を使い、お客さまを楽しませる空間を私も作ってみたい。」と感じ、入社を決めました。